屋根について

屋根塗り替え

屋根は住人が目視できないためにメンテナンスを忘れがちですが、放置しすぎると家全体に被害が及びます。屋根塗装は屋根材にもよりますが、雨風や紫外線で耐用年数は短めです。

主な症状として、

⦿色褪せ

⦿塗膜の剥がれ

⦿ひび割れ 

⦿コケやカビ・錆

等がありますが、直接確認しずらい高所となるため無理をせずに業者の方に依頼しましょう。また、最近流行りのDIYで何とか費用も抑えたいと言う方も居るようですが、プロの業者は安全対策や塗装に使う材料も一般向けとは違う為、仕上がりや耐久性に差が出てきます。 

高圧洗浄➡下塗➡中塗➡上塗(一部省略) の工程の上、選ぶ塗料材によっても耐久性が変わります。

耐久性の低い順から、

アクリル塗料➡ウレタン塗料➡シリコン塗料➡フッ素塗料   となります。

ガルバニウム鋼板

ガルバニウム鋼板とは1970年代にアメリカで開発された、アルミニウムと亜鉛、シリコンで作られた鋼板の事です。軽くて丈夫、錆びにくく、耐用年数も長い。また非常に軽量な為、地震の揺れに強いのが特徴です。特徴やメリットばかりお話して来ましたが、もちろんデメリットもあります。錆びにくいですが、全く錆ないと言う訳ではありませんし、メンテナンスも必要となってきます。塩害や酸性雨の影響を受けやすいので年に1~2回は水で洗い流す必要があります。が、高圧洗浄器を使ってしまうとキズが付き、そこが錆や傷の原因になる事もあるので注意が必要です。

カバー工法

カバー工法とは、今ある屋根の上にかぶせる方法の事です。現在の屋根は一般的にスレート屋根が主流です。その屋根も定期的なメンテナンスを怠ると劣化しはじめます。屋根材の撤去や施工となるとかなり費用と時間がかかる為に、平らで雨漏りをしていない等の条件がありますが、カバー工法をおすすめします。雨漏りやひび割れを直せるだけでなく、断熱効果を高め、外観もきれいにリフレッシュ出来ますし、高性能断熱材をプラスすれば、屋根に近い2階の暑さを和らげられます。加えて冷暖房効率もアップするので、省エネ効果も期待できます。劣化が進んで雨漏り部分をコーキング補修しているような場合、カバー工法が有効です。屋根全体を新しい屋根材で覆うことで雨漏りの心配がなくなり、夏の室内の暑さも軽減されます。カバー工法が不向きな場合もあるので、ご検討の際は、お近くの信頼できる業者にご相談下さい。